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あおの昼休み(^^)

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こんにちは、あお整骨院です!

先日の昼休みの事です。

 

 

おもむろに柿を手に持ち、皮を剥きだした大越先生。ヘタを下にして、慣れた手つきで剥いていきます。

いつもリンゴはワイルドに丸かじりしていることが多いので、

「柿も丸かじりですか?」と聞くと、

『いや、丸かじりはしませんよ。』

「まな板は使わないんですか?」

『使わないですね、昔からやってる切り方があるんで。』

「えっ?くし型じゃなくて?」

『ええ、まぁ…。』

「えっ、どう剥くの?美味しくなる裏技?」

『うーん…。』(その間も、黙々と皮を剥く大越先生)

 

…。なかなか切り方を教えてくれません。

 

皮が剥き終わると、包丁を【井】の字型に入れ、ヘタの部分を残して切っていました。

初めてみる切り方に、「へぇ~っ!!!」と感心する私たちを気にすることなく柿を食べていきます。

【井】の字型の"真ん中″だけを残して、あっという間に完食。

「なんで真ん中は食べないんですか?」

『わからないけどいつも残しますね。』

「真ん中も食べられますよ?」

『じゃあ…パクッ。うん普通においしいですね。』

 

ところで、その【井】の字型の切り方は大越家だけなのか、地域の伝統なのか…気になって調べてみました。

 

大越先生の地元の福島県会津若松市周辺では【見不知柿(みしらずがき)】という、皇室に献上もされている高級な柿が有名で、

その柿は種が無く、とてもみずみずしくて、甘い柿らしいのですが、真ん中の部分だけ甘みが少ないそうです。

そのため、【見不知柿】の真ん中は残して食べるため、この切り方になったようです。

大越家では【見不知柿】はたまに食べるくらいだったそうですが、その食べ方が浸透し、

知らず知らずのうちに他の柿を食べる時も同じ食べ方で食べていたようです。

 

ぜひ皆さんも一度、旬の柿【井】の字型に切って召し上がってみて下さい。

 

あおの昼休みにはこんな会話をしています(´ー`)