クセになっちゃう!?肩関節脱臼
みなさんどうもこんにちは、あお整骨院の大越です!
皆さんこんな話を聞いたことはありませんか?「肩関節の脱臼はクセになる」と。
この話は本当で、これは「反復性肩関節脱臼」と呼ばれています。
これは肩の関節が構造的に脱臼しやすいようにできているからなんです!
肩の関節は「上腕骨」と「肩甲骨」からできていますが、この2つの構造は「皿の上に乗ったボール」によく例えられています。
骨頭に対して受け皿である関節窩が浅いという事ですね。つまりこんな感じです。
肩の関節は動かす範囲(可動域)を確保するためにこのような構造になっており、「動かしやすい代わりに外れやすい」状態なのです。
そして一度脱臼してしまうと関節を覆う関節包や靭帯が断裂し、その後治癒したとしても以前よりそれらの組織は緩い状態になってしまうので再度脱臼を起こしやすくなるのです。
肩関節の脱臼は全脱臼中の約50%といわれ発生しやすい脱臼です。
発生原因としてラグビーや柔道など強い外力が加わるスポーツ中に起こるものや、転倒時に手を衝いて発生する場合もあります。
珍しい理由として少なくなったマヨネーズを使おうと容器をブンブン振り回してたら脱臼した、なんて理由もあります。
それだけ発生しやすい脱臼なので、皆さんも要注意です!
肩関節脱臼にはいくつか種類がありますが、その中でも特に多いのが肩関節前方脱臼です。
この脱臼は上腕骨頭が前方に飛び出すような形になり、脱臼した手を反対の手で支えるようになります。
時間経過とともに腫れや皮下出血が出現し、自力で肩を動かせなくなります。
肩の脱臼は整骨院でも応急手当てをすることができますが、その後は整形外科で医師の診断を受けてもらう必要があります。
その後の治療やリハビリは医師の同意があれば当院でも行うことができますのでご安心ください!