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交通事故と車検と自賠責保険

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こんにちは、茨城県結城市、あお整骨院の柔道整復師、霜越です。

私は以前、珍しいパターンの交通事故に遭ったことがあります。

 

私は直進で相手は一時停止。向こうは一時停止後に前に出てきて、左右を確認していたようで、私が通りかかるときには停止線よりかなり前で停止していました。

停止していたので通り過ぎようとした時、車の後ろの方に「ドンッ」と衝撃がありました。

さっき止まっていた車が、右からきた私の車を認識しておらず出てきてしまったようです。確かに相手から見て左の方が見通しが悪いのでそちらに気を取られていたのだと思います。

私は車を寄せ、相手にケガがないことを確認し、警察に連絡。こちらの連絡先を伝え、相手の連絡先と任意保険会社を聞き、自分の任意保険会社に連絡しました。

 

そしてここからが、珍しいパターン。

警察が到着して、双方の車検証を確認しながら事故の状況を伝えていると、相手側の車検証を見ていた警察の方からこんな言葉が。

警察「この車、車検切れてますね。切れてるの気づいてました?」

相手「あぁ、はい。入院してて車検出せてなかったんです。」

警察「車検切れてたら、乗っちゃダメでしょ。」

 

実は、相手の方は車検の期限が過ぎてから、1ヶ月以上そのまま乗り続けていたのです。

車検自体は、車に不具合がないか点検することですが、通常、車検時には一緒に自賠責保険も契約更新をしています。車検が切れてしまっても、もしもの備えとして大半の方は自賠責保険を1ヶ月長めに契約していることが多いのですが、相手の方はそれも切れてしまっている状態でした。

さて、こうなるとどうなるでしょう?察しの良い方はお分かりでしょうか?

 

 

そう。相手の方は車検を通していない車に乗っていたので免許停止になってしまうのです。しかも懲役又は罰金が課せられます

さらに、自賠責保険があっての任意保険なので、保険料を支払っていたのに任意保険の保障は受けられません

つまり、今回の事故での車の修理代(私の分の9割も)は自己負担です。一時的に「人身傷害特約」で私の任意保険会社に支払ってもらえますが、最終的には相手に請求がいったようです。

しかも、車検が切れている車は公道を運転してはいけないため、レッカーされることに。そのレッカー代も自己負担になります。

 

入院していたとのことでしたが、やっぱり車検はとってもとーっても重要です。

点検としても、もちろん必要ですが、今回はそれを怠ってしまったことによって、こんなに大変な事態になってしまいました。

きっとご本人も後悔されていたことと思います。

ほとんどの方は、しっかり車検をして交通ルールを守って運転していると思います。

しかし、今回のことは、私とぶつかりさえしなければ発覚しなかったことです。

車検を通していない方や無保険、飲酒運転、よそ見運転などいろんな方がいるかもしれないということを念頭において運転していくべきだなと感じた出来事でした。

みなさんも安全のため、自分を守るため、交通ルールを守って運転していきましょう!

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